食品添加物の安全性(前編)

食品添加物の安全性2

前回の記事で、食品添加物のお話をしましたね。

要点だけまとめますと。

  • 食品添加物は、私たちを危険から守ってくれる、ありがたーい存在です(^^)d
  • 食品添加物がない世界など現実的にあり得ないくらい、私たちは食品添加物の恩恵を受けているんです(*^^)v

 

でも、これは、「食品添加物自体が安全」ということが前提です。

食品添加物を否定する方々は、ここを問題視しています。

例えば。


  • 「動物で発がん性が確認されている」
  • 「動物でいろんな毒性が確認されている」
  • 「なんとなく危なそう」

最後の3つ目は論外だとして(実はこれが一番多かったりして)。

1つ目や2つ目のイメージがあるのではないでしょうか?

 

実際に、食品添加物が「動物で発がん性が確認されている」と、

国民の不安を煽るようなことをしている人たちが存在します。

事実はどうなんでしょうか?

今回は、食品添加物の安全性についてお話しします(前編です)。

1. まず、化学物質の悪いイメージを払拭することが大切です!

食品添加物は、「化学物質」です。

「化学物質」というと、 健康に悪そうな、怪しいイメージがあるでしょうか?

そんなことはありません。

食べ物も化学物質です。

ジャガイモもニンジンも、化学物質のカタマリです。

私たちの体も、化学物質でできているのです。

 

食品添加物を忌避する方々には、まず、やめていただかなければならないことがあります。

「感覚やイメージで判断する」

ということです。


  • カタカナ名の化学物質
  • 「○○酸○○ニウム」とかいう化学物質

こういうのが出てきたら、どう感じますか?

それだけで「体に悪そう」と思う読者はいますか?

そういう読者は、そのイメージを捨てる努力をする必要があります。

 

例えば。


  • 砂糖
  • お酒(料理酒)

 

これらは普通に使う調味料ですね。

化学物質ぽく正式に書いてみるとこうなります。


  • 塩 →塩化ナトリウム
  • 砂糖 →グルコース
  • お酒 →エチルアルコール

 

怪しげな?イメージに化けました。

食品添加物で持たれるイメージはこんな感じでしょうか?

 

私たちの周りにある化学物質は、正式に言うと、こんなのばかりです。

食品添加物だけではありません!

キャベツも、白菜も、リンゴも、みかんも、魚も、鶏肉も、私たちの体ですら。

みーんな、化学物質のカタマリなのです。

 

科学的根拠に基づいて、食品添加物の安全性のお話しをする前に、お話ししておきたいこと。

それは。

怪しげな(?)名前というだけで、思考停止して、「とにかく食品添加物は危ないものなの!」

と判断することのないようにして頂きたいのですm(_ _)m

2. 次に、化学物質の安全性の考え方をお話しします

さて。

上記をクリアされたという前提で、進めさせていただきます。

 

化学物質の毒性を考えるとき、まず考えるべきことがあります。

それは、「量」の問題です。

どんなものでも、量が多ければ毒になるということです。

合成モノだろうと、天然モノだろうと同じです。

 

ところが。

「添加物が入っている」ということだけで、問題視されているケースをよく見かけます(>_<)

「どれくらい入っているか?」はあまり気にもされていません。

「この食品添加物は、発がん性があるらしい。だから食べてはいけない。」

みたいな。

 

この考えかたが決定的に間違っているのは、

「発がん性があらわれる量がどれくらいなのか?」

という観点を、まったく考えていないということです。

 

「量なんて関係ないでしょ!」

「ちょっとでも発がん性がある化学物質が入っていたら食べるの怖いよー!」

と思われるかもしれません。

が。

違います。

さっき例に挙げた、塩だって、砂糖だって、アルコールだって、食べ過ぎると毒になるのですよ。

 

例えば「塩」について考えてみましょう。

塩を取りすぎると、どうなるでしょう?

胃がんになるリスクが高くなります(>_<“)[1]

発がん性があるということです。

 

それだけではありません。

心筋梗塞のリスクも高くなります(>_<“)[2]

脳卒中のリスクも高くなります(>_<“)[2]

 

「砂糖」も摂り過ぎると毒になります。

過剰に長期間摂り続けると、肥満や糖尿病のリスクが高くなります(>_<“)[3]

他にも、本当にたくさんの病気のリスクがありますが。

ここでは糖尿病についてお話しします。

ちなみに、糖尿病はいろんな原因があって、砂糖だけが悪者というわけではありません。

でもでも、砂糖の影響がゼロということでもありません(>_<“)

 

糖尿病は、様々な病気に発展します。

致命的な病気としては、主に以下のようなモノですね。


  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • がん

 

糖尿病で起こる病気は他にもたくさんあります。

腎不全、失明、神経障害、足潰瘍、足切断。

もう大変な病気ばかりです。

 

アルコールは、話すまでもないですね。

以前の記事をご覧ください。

 

「食べ過ぎると、 どんなものでも毒になる理論」 というのは、こういうことです。

こんな身近なモノでも、食べ過ぎると、こんなに危険なのです。

「食べ物は、いくら食べても大丈夫」

もし、こう思っているなら、考えを修正する必要があります。

 

それでも、私たちは塩や砂糖を摂らないといけません。

毎日です。

食べないと、 死んでしまいますヾ(゚д゚)ノ

私たちは、毎日摂りつつ、摂りすぎないように考えて、ごはんを食べているのです(^-^)/

3. まとめ

私たちが食べているものは、どんなものでも、食べ過ぎると、毒になります。

「どんなものでも」です!

普段なくてはならない食べ物でも、食べすぎると致命的な病気をもたらします(>_<“)

 

でもでも。

食品の場合は、発がん性があるというだけで、「危ないから食べてはいけない!」とはなりませんね。

食品添加物に対してだけ、「発がん性があるから食べてはいけない」という発想が、いかにナンセンスであることがわかりますでしょうか。

「食べ物は、どんなに食べてもリスクゼロ」

ということはありえません。

私たちは、適切な量を食べることで、健康を保つ必要があるということですね。

 

「食品添加物が安全か?」については、まだ続きがあります。

続きは次回(後編)でお話ししますm(__)m

【参考文献】
[1] 国立がん研究センター 社会と健康研究センター 予防研究グループ, (最終閲覧日:2018年10月22日), https://epi.ncc.go.jp/cgi-bin/cms/public/index.cgi/nccepi/can_prev/outcome/index
[2] 高血圧治療ガイドライン2014、日本高血圧学会
[3] 糖尿病診療ガイドライン2016、南江堂

 

おわり。