にんにくはがん(癌)を予防する(っぽい)スーパーフード

にんにくはがん(癌)を予防する(っぽい)スーパーフード

アメリカの国立がん研究所(National Cancer Institute)は、アメリカ人のがん(癌)死亡者を減らしたくて、日々努力しています。

そして、がん(癌)の予防が期待できそうな食べ物を見いだし、公表しました。

その中で、最も効果的と位置付けられたのが、「にんにく」です。

 

身近で。

手軽で。

健康に良さそうで。

やっぱりね♪という健康食材。

今回は、「にんにく」のすばらしい健康効果をみんなで再認識しましょう!

1. にんにくのがん予防研究はたくさんあります!

実は、にんにくの健康効果は、以前からかなり研究されていました。

その中でも、アメリカ国立がん研究所が注目したのが、がん予防効果です。

ま、そりゃそうです。

がんを研究している研究所なので(*^-^)

 

にんにくのがん予防効果を検討した研究は、たくさんあります。

まずは観察研究からいきましょう♪

  • ヨーロッパ10ヵ国の研究:腸がんのリスク低下[1]
  • アメリカの高齢女性を対象とした研究:結腸がんのリスク低下[2]
  • アメリカにおける研究:前立腺がんのリスク低下[3]
  • 中国人を対象とした研究:胃がん、食道がんのリスク低下[4]
  • フランス人を対象とした研究:乳がんのリスク低下[5]

いろんながんに効くみたいです(^^)d

 

次に、ランダム化試験です。

  1. にんにく抽出液+セレン:あらゆるがんが33%、胃がんが52%リスク低下[6]
  2. にんにくサプリメント(にんにく抽出液+にんにくオイル):胃がんのリスク変わらず[7]
  3. にんにく抽出液:低用量より高用量の方が、腺がんの発症が少ない[8]

あれれ。

2つ目の試験では、効果が認められませんでした。

ランダム化試験では2勝1敗ということですね。

正確には、2つ目の試験は、「効果があるとは言えない」ということなのですが。

2. にんにくの研究の問題点はある?

前述したとおり、すべての試験で一貫して、がん予防効果が認められているわけではありません。

この原因は、「試験が難しい」ということが 考えられます。

にんにくの量がまちまちなのです。

 

ランダム化試験では、にんにく抽出液が使われていますが、その量はバラバラです。

にんにく液を抽出するプロセスも違うようですし。

臨床試験によっては、セレンとか、にんにくオイルが一緒に入っていたりします。

試験ごとの条件が違い過ぎるので、複数の試験を合体させて信頼性を高める「メタ解析」もできません(・・;)

 

実際に、スーパーや通販で売っているにんにくは、いろんなのがありますね。

  • にんにくそのまま
  • チューブのすりおろしにんにく
  • にんにくの漬物
  • にんにく卵黄
  • 黒酢にんにく などなど。

ということで。

アメリカの国立がん研究所が、「にんにくはがん予防効果がある」と位置付けてはいるものの。

どんなにんにくを、どれくらい食べれば、がんを予防できるのか?

イマイチよくわからないのです(^_^;)

アメリカ国立がん研究所は「1日1片くらい食べればいいよ♪」と言っています。

それも目安くらいなもんです(^_^;)

 

ただし。

食べ過ぎるのもいけませんね。

以前の記事でお話ししましたように。

どんな食べ物も、食べ過ぎると「毒」になっちゃいます(>_<“)

「にんにく」を食べ過ぎると「毒」になる論は、ちゃんと研究データがあって、論文にもなってます[9][10]。

1片以上食べてもいいですが、ほどほどにしておきましょう♪

3. まとめ

にんにくは、三拍子そろったスーパーな食べ物ですね!

三拍子というのは。

「早い、美味い、安い」ではなく。

  • 美味しくて。
  • 手軽で。
  • 健康に良い!

ということですね♪

どしどし食べましょう♪

食べ過ぎない程度に。

 

どんなにんにくをどれくらい食べればいいか、よくわからないのが悩みどころですが(^_^;)

とりあえず、そういうのは気にせず食べればいいんじゃないでしょうか?

もしかすると、その食べかただと効果が出ていないかもしれませんけど。

そういうのは気にしない気にしない(・ε・)

美味しいんだし♪

「美味しいから食べてたら知らないうちに長生きしてた!作戦!!」

ぜひぜひ!

実践してみましょう♪

【参考文献】
[1] International Journal of Cancer 2006; 118(10): 2559–2566.
[2] American Journal of Epidemiology1994; 139(1):1–15.
[3] Cancer Epidemiology Biomarkers & Prevention2005; 14(9):2093–2097.
[4] Japanese Journal of Cancer Research1999; 90(6):614–621.
[5] European Journal of Epidemiology1998; 14(8):737–747.
[6] Chinese Medical Journal (English) 2004; 117(8):1155–1160.
[7] Journal of the National Cancer Institute 2006; 98(14):974–983.
[8] Hiroshima Journal of Medical Sciences 2004; 53(3–4):39–45.
[9] Journal of Nutrition2006; 136(3 Suppl):716S–725S.
[10] Expert Opinion on Pharmacotherapy 2004; 5(12):2485–2501.

おわり。