信頼性が高いのはどれか?(論文、学会、書籍、テレビ、新聞)(②学会編)

信頼性が高いのはどれか?(論文、学会、書籍、テレビ、新聞)(②学会編)

前回から、「健康や長生きに関する情報」を発信する媒体の特徴と信頼性についてお話ししています。

前回は「論文」についてお話ししましたね。

前回の記事はコチラ信頼性が高いのはどれか?(論文、学会、書籍、テレビ、新聞)(①論文編)

今回は、学会発表について。

1. 学会発表 の流れを押さえておきましょう!

学会発表したい場合、学会事務局に、発表したい内容を簡単に要約したものを提出します。

そこで、学会によって、査読があったりなかったりします。

しっかりした査読がない学会もけっこうあります。

 

「査読」のことは前回の記事でお話ししましたね。

前回の記事(上と同じリンクです)信頼性が高いのはどれか?(論文、学会、書籍、テレビ、新聞)(①論文編)

 

学会の事務局は、提出されてきた学会発表希望の書類に目を通します。

書類というのは、「発表内容の要約」ですね。

これを読んで、学会発表を許可するか、許可しないかを決めます。

 

学会発表が許可されたら、発表者は、学会当日までに、発表内容を準備することになります。

簡単にまとめると、こんな手順です。

①学会事務局に学会発表を申し込む。
そのとき「発表内容の要約」を提出する。
 ↓
②事務局が審査する。
 ↓
③許可されれば、学会当日までに発表内容を準備する。
 ↓
④学会当日に発表!

 

2. 学会発表の問題点はこんなとこ!

ところで、この流れの中で気になるところはありませんか?

最終的に当日発表する内容は、第三者に十分確認される機会がないのです。

当日に、いきなり発表されます。

 

学会によっては、 最初に送られてくる「発表内容の要約」を査読したりはしますが。

なので、データの信頼性を誰にも確認されることなく、学会で発表することも、(時には)可能です。

通常は「発表内容の要約」に、主なデータくらいは含めるんでしょうけど。

 

ただ、発表の場は、その分野の専門家たちが集まる場です!

あまり変なデータを出すわけにもいかないでしょう。

そうは言っても、発表を聴いているわずかな時間で、一つ一つのデータをじっくり見ることは無理がありますねー。

 

また、学会発表したデータは後に残りません。

そのデータに問題があったかどうかを後で検証することができないのです(泣)

そこが論文とは違うところです。。

まあ、そもそも学会の目的は論文とは違いますからねー。

 

研究者たちが学会で期待することは。

  • 他の研究者とのコミュニケーション
  • 自分の研究内容をアピールする
  • 逆に、他の研究者の研究内容を知る

ってとこですかねー。

今後の自分の研究をスムーズに進めるために学会を活用しているのが実際のところなんじゃないでしょうか?

 

ただ、このブログで求めるのは「データの信頼性」です。

そういう観点では、学会発表されたデータの信頼性は「ちょっとイマイチ」ということになるのです・・・。

例えば、こういう健康食品の 広告を見かけたことはありませんか?

「驚きの効果!○○学会で発表!」みたいな。

「○○学会で発表!」のところの信頼性については、今回の記事を読めばわかりますね?

3. まとめ

学会発表は、専門家たちの目が通ることは事実ではあります。

しかし、残念ながら十分な査読のシステムがありません。

なので、後になって活用するデータとしては、論文に比べたら学会発表されたデータの信頼性は劣ると考えられます。

次回は書籍についてお話ししますね。

 

おわり。