農薬は人類を飢餓から解放した救世主!健康への悪影響も心配なし!

農薬は人類を飢餓から解放した救世主!健康への悪影響も心配なし!

「残留農薬」。

農薬を使って栽培された農作物に残っている農薬のことですね。

 

「農薬」について、良いイメージを持っている人は、そんなにいないんじゃないでしょうか?


  • 「農薬は無いに越したことはない」
  • 「できれば無農薬の方を選びたい」

と思う人が多いと思います。

徹底的に避けられています(>_<“)

食品添加物と同様に。

本当に、うんざりするほど、誤解されています。


  • 「農薬は体に悪いもの」
  • 「農薬は使わないほうが良いもの」

本当でしょうか?

今回は、「農薬」について改めて考えてみましょう。

1. 農薬は何のためにあるのか。農薬のありがたい効果

農薬は、何のために存在するのでしょうか?

それは、自然の脅威から農作物を守るためです。

自然の脅威とは何か?

以下のようなモノですね。

農作物にとっての自然の驚異(例)

  • 害虫
  • カビ
  • ウイルス
  • 雑草 などなど。

私たちが食べる前に、こいつらにやられてしまうとタイヘンです(>_<“)

私たちは飢えて死んでしまいます(T_T)

 

農薬が使われる以前は、本当に深刻な問題でした。

冗談ではありません。

ふつうに日常的にバタバタ餓死していったのです(T_T)

そして、農薬が登場してからは、とてつもなく生産性が上がっていきました(^^)d

 

つまり。

農薬は、私たちが餓死しないため。

私たち人類の命を守るためにあるのです。

大げさだと感じますか?

 

「餓死」することがほとんどなくなった日本人にとっては、「餓死」というのが、ピンとこないかもしれません。

「違う世界で、そういうことが起こってるみたい」

くらいの感覚ではないでしょうか?

日本人が「平和ボケ」と揶揄(やゆ)される所以(ゆえん)ですね(+_+)

 

人類の歴史上、本当に多くの人が、飢えて死んでいったのです。

昔は、「飢え」こそが人類の敵だったのです。

今もそういう国がたくさんあります。

日本も昔はそうでした。

 

その「人類の敵」に対峙(たいじ)した救世主。

それが「農薬」なのです!

ちょっと大げさでしょか?

農薬くんが救世主なのは本当ですよ!

ま、人類(の一部)が「飢え」から解放されたのは、農薬くん一人の活躍というわけではありませんけど。

他に活躍したのは、こんなのですね

  • 自然の脅威に耐えられるような「品種改良」
  • 農作物がスクスク良い子に育つための「肥料」の開発
  • 遠いところからすぐに届けられるように発達した「流通手段」
    などなど。

救世主は何人かいますね(^^)d

農薬くんは、救世主の四天王の一人というわけです♪

(「四天王」と書きましたが、救世主か4人と断定したわけではありませんので悪しからず)

2. 農薬は安全なのか? 健康への影響を考えてみましょう。

前項で、「人類にとって農薬がいかに大切な存在なのか」をお話ししました。

あとは、これだけです。


「農薬は安全なのか?」


 

「農薬は危ない」と思っている人はたくさんいるんじゃないでしょうか?

そんな人の中には、「危なかった昔の農薬」の記憶があるのかもしれません。

昔の農薬くんは、「自然の脅威」に立ち向かうヒーローでありながらも、ちょっとダークな存在だったのです。

 

戦後、DDTという農薬がありました。

たくさん摂りすぎると、発がん性とか、生まれてくる子どもが奇形になるなどの問題がありました。

科学水準が向上して、そういうことが、だんだんわかってきたのです。

他にも、そういう農薬がいくつかありました。

「農薬が危ない」というイメージは、こういう過去のダークな存在が、少なからず影響していそうです。

 

でも、安心してください(^^)d

今は、そういう有害な農薬は禁止されています。

世界中のどこでも使われていません。

 

科学技術の発達というのはスゴイですねー。

危険な農薬は消えていき。

安全な農薬がドンドン開発されているのです(^^)d

今使われている農薬は、安全性がしっかり確認されているということを次項でお話しします♪

3. 農薬の安全性を確認するいろんな試験とは?

農薬を使うためには、以下のような試験をして、問題ないことを確認しなければなりません![1]

人体実験をするわけにはいかないので、動物や細胞を使います。

  • 急性毒性試験
  • 亜急性毒性試験
  • 慢性毒性試験
  • 発がん性試験
  • 繁殖毒性試験
  • 発生毒性試験
  • 遺伝毒性試験
  • 残留試験

必要な試験は、他にもいくつかあります。

食品添加物のときと同じような感じですね。

以前の記事→食品添加物の安全性(後編)

 

このように、いろんな試験をすることで、いろんな状況での安全性を確認しているわけです。

上記で挙げた試験で、以下のようなことがわかります♪

  • 短期間、超高濃度を摂ってしまったときの安全性
  • 毎日毎日、生涯にわたって摂り続けたときの安全性
  • 妊婦さんが摂ったときの子どもへの影響
  • がん(癌)が発生するときの濃度
  • 農薬が農作物に残る量

などなど。

 

これらの試験で、どの試験でも、どの動物でも、毒性が出なかった量「無毒性量」が決まります。

そして、実際に使用できる量は、この「無毒性量」の100分の1よりもっと少ない量にしなければならない決まりになっています。

この量を、「基準値」といいます。

ここまでの量しか使っちゃダメですよ、という量です。

 

この使用量の決めかたは、以前、「食品添加物」でお話をしましたね(^^)d

農薬でも、考えかたは、食品添加物と同様ということですね。

 

使えるようになるまでの手順は、こんな感じです。

上記の試験を実施
 ↓
試験の結果を国に提出
 ↓
国が審査
 ↓
問題ないと判断されると使用が許可される
 ↓
わーい♪

 

ちなみに、実際に使われている農薬の濃度は、動物でまったく毒性が出なかった「無毒性量」の1万分の1~10万分の1くらいです[1]。

4. じゃあ無農薬はダメなのかよ!?→まあそんなことはありませんが。。

無農薬がダメというわけではありません。

しっかり丹精込めて作られた無農薬の農作物は、美味しくいただけますね。

でも、たくさん作れませんよ(^_^;)

だって、農薬がしてくれることを、人間がしないといけないんですから。

例えばこんな作業です。

  • 害虫がつかないようにする。
  • ついた害虫を取り除く。
  • 雑草を抜く。
    みたいな。

 

こういうのを人間がしようとすると、それはもうタイヘンな手間がかかるのです(>_<)

うっかり害虫を見過ごしてしまったらタイヘンです。

ヘタをすると、畑の農作物が全滅してしまいます。

無農薬栽培というのは、本当に難しくてタイヘンなのです。

 

「農薬最高!無農薬ダメダメー!」と言っているのではありません!

おわかりだと思いますが。

  • 「安全を求めて、無農薬栽培だけを追い求める必要はないよ(^_^;)」
  • 「農薬を使った農作物は安心して食べられるんだよ(^^)d」

ということですね♪

5. まとめ

今回のお話で、農薬くんに対する誤解が少しでも解ければウレシイです(^^)d

まとめますと。

  • 農薬は、人類を餓死から守ってくれている、とってもありがたい救世主♪
  • 農薬の安全性はアレコレ心配することはないね♪

ということがわかりましたね♪

 

たまに、テレビなどで、こんな報道を目にします。

「○○(野菜や果物)で、 基準値の3倍の残留農薬が検出されました」

マスメディアは、こういうので大騒ぎします。

それを見た消費者も、大騒ぎします。

 

でも、わかりますね。

その量を一生涯摂り続けたとしても、何の健康被害も起こらないでしょう。

実際は、何度か、もしくは一時的に口にすることはあったとしても。

毎日欠かさず、一生食べることはありえないでしょう。

まったく問題ありません。

 

読者のみなさんは、そういう報道があったとしても、冷静に受け止めてください。

「あーあ、またマスコミが過剰報道してるよ。。。」

と、思っているくらいでちょうど良いのです(*^^)v

【参考文献】
[1] 食品を科学する~意外と知らない食品の安全~ 大成出版社

おわり。